
こんにちは、たろうです
飲食店職場における
在籍数を抱える健全な環境を維持するための
重要な心得を共有します。
それは
「言ったもの勝ちにしない」
ということです。
クルーの中で長く勤めている人とは
必然的に会話の数が増えていきますし
文句や愚痴を聞く機会も自然と多くなります。
では果たしてそれで問題ないのでしょうか。
今回は、今まで気付かなった
気付いてはいたけど見てこなかった
どこかで潜めている
小さな声を拾いにいく重要性を
解説していきます。
新人や若手は意見を我慢している
まず、当たり前のことですが、
新人は仕事を覚えることや職場に馴染むために
その環境を受け入れることから始めます。
そのため、その職場の風習や
先輩の説明等を飲み込むことに
力を注いでいきます。
今まで知らなかった初めて見る習慣、
家庭や学校とは大きく異なる教わり方、
怒られながら
自分を変化させながら
徐々に受け入れていきます。
ここで、両者間に信頼関係がなかった場合
つまりお互いを理解し合えていなかった場合
不協和音を生じていくことになります。
新人からすれば
今まで見てきた常識とは異なるが自分が本当に間違えているのか?
この職場の習慣や先輩の教え方人柄が優れていると言えるのか?
このような疑問を抱きながら
職場に溶け込めるよう努力していきます。
しかし、自分の考え方が正しいという確信も持てないので
何も意見をできないまま
悶々とした気持ちを抱えていくことになります。
そしてもし、異常なのがその職場の方だとしたら?
僕らが当然だと思ってきたやり方が常識から外れていて
誰にも注意されなかったがためにまかり通ってしまっていた
悪習だとしたら?
これは新人に対して強烈なストレスを強いていたことを意味する
と真摯に受け止める必要が出てきます。
また、気弱な人に対しても同様です。
意見することがなく
強く言えばすんなり受け入れてくれる人
このような人との対応も見直す必要があるかもしれません。
先輩という側の人間は
立場上指摘することが多くなりがちであり
間違いに気づかないことが往々にしてあります。
新人や気弱な人はそれでも
意見をできずに我慢しているということを
心得ておくべきなのです。
文句の多い人が丁重に扱われる風潮
視点を変えます。
社会には自分の言動を顧みることなく
文句ばかりを並べる人が少なからず存在します。
そして、そのような人が得てして
針物にでも触るかのように丁重に扱われます。
理由はさらに騒ぎ出されると面倒だからです。
これは誰にでも経験がある
若しくはその状況を見たことがあることと思います。
職場にいるこのようなタイプの例として
明らかに周りに迷惑をかけているにも関わらず
自分を第一とした言動をする人
それが当たり前になって付けあがり
反論されようものなら騒ぎ立てる人
こういう人とは誰も関わりたくないので
スルー又は適当におだてて
やり過ごされていることと思います。
言うまでもないですが
丁寧に対応される必要もなく
何なら排除されるべき存在と言えます。
そして我々管理者側の責務が
このような文句のうるさい人を制圧することです。
少なくとも当人よりも我々の方が上の立場になるため
注意するなりの対応が必要です。
ましてやへこへこするようなことがあっては
本末転倒です。
周りの人の目に入る場所で行う必要はありませんが
早めの対処が必要と言えます。
自分から声を聴きにいく
そして本題です。
新人や気弱な人についてです。
この立場の人達は普段、
職場に迷惑をかけたくないので
学校または家庭の事情を理由に
休み希望やシフト変更をしないようにしよう
と思っています。
でも、試験が控えている若しくは子供の発表会がある等で
できれば休みを取りたい
と思うこともあります。
このような私情はその人からの信頼があれば
申し出てくれるかもしれませんが、
普通は非常に言いにくいことです。
イベントの情報を小耳に挟んだり
何か言いたそうな素振りが見えたときには
こちらから声をかけてあげましょう。
きっと何等かの要望があって
力になれることが出てくるはずです。
そして進んで出たそのような対応が
少しずつ信頼につながっていくものです。
口のうるさい人からの要求が通る一方で
周りに気を配れる人だけが我慢する環境は
健全的とは言えませんからね。
我々管理者側は
自分から声を聴きにいくことが
非常に重要です。
弱い人を守ること
最後に、我々管理者の責務を解説します。
それは
「弱い人をまもること」
です。
お局さんや自分第一の先輩
若しくは未熟な管理者や店長というものは
立場の弱い人を都合良く利用しがちです。
このような、立場や権力を
振りかざす人から守ってあげることが
僕らの責務であり、
健全で在籍数が揃う職場作りへの
近道となっていくのです。
まとめ
実際に行動に移すとしては難易度の高い解説をしましたが、
改めて重要な点をまとめます。
- 既存の状態が異常でないかを普段から顧みること
- 迷惑な既存従業員を制圧すること
- 新人や若手の悩みを能動的に聴きにいくこと
- 弱い立場の人を守ること
管理者側の立場になると、日々の営業の中で
目先の売上や利益ばかりに意識が向いてしまいます。
ですが、お店や営業自体が優れた状態になれるかは
「人」が重要であり、その鍵は僕らが握っている
ということを心得ておくことが、非常に重要です。
各店長方が日頃から苦労されていることは
よく理解分かります。
その上で、他に負けない素晴らしいお店を
一緒に作っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。