店長の日々

異動するときの気持ち

こんにち、たろうです

全国チェーン点の社員をしていると
引っ越しを伴う異動はつきものですよね

せっかく慣れ合えた人たちや
住み慣れてきた街並みから離れるのが
寂しいと感じたり

人によっては
早く離れたくて
やっとの辞令に喜んだり

感情は様々かと思います

今回は、
僕が店舗を異動するときに
感じていたことや

転勤族を経て感じた
人と関わっていく上で
忘れてはいけないと思うことを

お話していきたいと思います

着任したときのこと

とある担当店舗の異動で
引っ越しをする日を迎えて
ようやく現実味を帯びてきて

この店舗に異動で着任したときのことを
思い出すんです

ここに来たばかりの頃は
従業員のみなさんが大人しくて丁寧で
平和なお店だなと思う反面

少しやりづらいなと感じていました

僕の地元はいわゆる
「ヤンキー」がたくさんいる町で

ちょっと汚い口調や
高圧的なノリに
日々囲まれていたので

僕も少なからず
ヤンキーっぽい人格になっていました

地元の店舗ではそんなノリで
まぁまぁうまくいっていたと思いますが、

この異動先のお店では
僕の醸す雰囲気や空気が
全く合っていなくて

最初は
「そんなの慣れてもらえばいいっしょ」
みたいなノリで

ガンガンおらおら系で
お店を回していましたが

お店の良くない状況を
心配した営業部長が
僕のいる地方のお店まで様子を見に来て

さらっと従業員と会話して
僕の印象や店長ぶりの感想を拾いあげて
フィードバックしてくれました

「みんなお前のこと恐いって言っている」
僕は、「そうでしょうね」と返して

「これが僕のやり方です」とか
バカで生意気な返答をしていた気がします

「ここはお前が育った
不良みたいなところじゃないんだ」

「地域ごとに性格があって、
それにうまく合わせて
最適な方針を見つけないと

絶対にうまくいかないぞ」

って、そんなことを言われました

僕もやりづからったですが、
ほんとは従業員の方が
もっともっとやりにくかったんですよ

少しずつ息を合わせて

わざわざ地方の店舗にまでにきて
助言してくれた部長との会話に
ハッとした僕は

ガンガンいこうぜ的なノリを抑えて
みんなの優しい空気
この地域の雰囲気に合わせて

従業員との会話や営業ぶりを
変えていきました

長年身についてしまった
高圧的な口調や雰囲気は
なかなか取れませんでしたが、

少しずつみんなと
息を合わせられるようになり

なんとなくついてきてくれるように
なってくれてた気がします

オペレーションの教え方も
なんというか

「そうじゃなくて、
こうやってやるんだよ!」
とか最初は偉そうにやってましたが、

「そのやり方も良いと思うけど、
この持ち方を変えて両手でやると
ラクでスムーズにできそうですよ」

という感じで、認めつつも
もっと良くなるポイントを伝えるような
そんな教え方に変えていきました

こんな感じで思考錯誤しながら
みなさんと季節を越えていった
そんな記憶があります

みんなのおかげで成功した商戦

僕が着任したときは4月でしたが、

このお店やみんなと仲良くなれてきて
10月になっていました

お盆の商戦は
それはそれはボロボロでしたが、
間もなく年末年始の商戦です

それまでたくさんの苦悩や
みなさんとの衝突もありましたが

このときのお店の空気感としては
みんなで協力して
年末年始乗り切ろうね!

という感じになっていたと思います
全員がそうだったわけでは
ないとは思いますが

従業員それぞれ
家族の病気の手術であったり
学校のテストであったり

そういう問題を一緒に解決しつつ
みんなにより良いオペレーションや

良い接客を
教えたり教わったしながら

クリスマスと正月の繁忙期を
一緒に乗り越えていきました

結果として、営業数値としては
前年比120%を達成し
社内でも表彰されました

ただ、僕は
この数値を叩き出せたことが
成功とは思っていません

時間の限られた関わり合いの中で
共に手を取り合って
一緒に乗り切れたこと

成功したのは、営業ではなく
僕とここで一緒に働いてくれた
従業員みなさんの人生

この瞬間なんだと
そう思います

涙するのは本気でぶつかってきたから

さて、異動で引っ越しする当日に
場面を戻します

当時は大きな1ボックスカーで
通勤していたので

引っ越しもこの車1台に
荷物を乗せていました
洗濯機や冷蔵庫なんかも

みんなへの感謝は前日までに
伝えていたので

引っ越しする日は
お店には寄らずに出発しました

一般道から高速道路への
料金所のゲートをくぐりぬけて
加速車線でスピードを上げていきます

自分の足でアクセルを踏みながら
ここのお店で出会えたみんなとの
いろんな記憶が蘇ってきます

最初は怖がられていたけど
部長からの助言を機に
少しずつ和解していって

みんなと仲良く
連携できるようになったこと

それでも怒ってしまったり
うまく教えられなかったこと

あのときもっと他の言い方や伝え方が
きっとあったはず
機転が利かなくてごめん、とか

一人で考えながら
時速100キロに到達しつつ
号泣していました

人生において
一つのステージに留まっていられるのって
一瞬だったりします

それは、
一緒にいたいと思っていても
そうでないにしても

数か月~長くても数年で
その関わりは終わってしまうものです

大切なことは
いつか別れを迎える人との関わりの
その一瞬の間に

何をしてもらえるかとか
どんな利益を被れるか、ではなくて

その人の人生に少しでも
何かしらプラスになることを
贈ることだと思うんです

最後に

僕は転勤族だったので
新天地へ行ったり新たな旅に出ることが
定期的な日常になっていましたが

人との出会いや分かれというものは
何も転勤族だけでなく誰にでも

短期間の周期で
繰り返し訪れるものです

人生の醍醐味とは
その限られた期間の中で
何をしてあげられたか

自分と関わってくれた
その人の人生における一瞬の間に

どれだけプラスになることを
プレゼントできたか

今後のその人の生きる道を
輝くものにできるかだと
そう思います

僕の異動時の想いと合わせて
大切だと思うことを
お話しました

今回は以上です
最後までお読みいただき
ありがとうございました

-店長の日々